天の雨
10年ほど前の話
とある先生の講演会に出かけた
戦前戦後とても苦労した人だ
戦争を経験してきた人たちは
話をしていてもどこか力強さを感じる
あの時の辛さに比べたら
今の辛さなど辛さでない
肝が据わっている感覚がある
さて、その講演会の話の中で印象に残った内容がある。
場所は東京。戦後焼け野原の場所にトタン屋根を拾って家を作ったそうだ。その屋根には釘の穴が空いていたのだが、見上げるとその穴から光が降り注いできた。
なんだ…天も雨漏りしているのか。そう思うと気持ちが明るくなったそうだ。
天の雨
どんな状況においても何かいい事を見つけ、楽しむことだそうだ。笑顔で、明るい気持ちで生きてこその人生じゃないかと…
精神力とは希望をみつける事ではないだろうか。
今日も布団で眠れる
今日も美味しい御飯が食べられる
今日も暖かいお風呂に入られる
感謝の念が湧いてくる
涙が出てくる
今日も過ごせる1日に感謝