押しつけ人(びと)の魅力
男はつらいよ
フーテンの寅さん
映画は小学校の時に何度か観たきり
騒がしいおっちゃんがお節介を焼く
何故か憎めない寅さんの印象
子供心ながらそう感じた…
騒がしくて喧嘩っ早いが、どこか憎めない。そもそもフーテンとは、ふうてん瘋癲と書く。社会生活からはみ出し、フラフラとしている人の事のようだ。寅さんには的屋という定職があるし、決してフーテンではないと思う。タイトルにフーテンと名を打つ感覚が面白いなと感じる。
昔、大変お世話になった絵画教室の先生がいました。酒飲みで結構無茶苦茶な所があった。普段は関わりたくないと、どこか心で感じてしまう自分がいるのだが、決して嫌いではなかった。大好きかと言えばそうでもないが、人間としての魅力を感じる人であった。
では魅力とは何か?
本人にとって他人にしてあげる事が決して他人の本意で無いにしても本人にとってはそれが好意なのだ。他人は内容が間違っていても自分の為にしてくれているのだという熱意を感じとれてしまうこと。
この熱意こそが
押しつけ人の魅力
なのではないだろうか…
沢山怒られました
沢山叱られました
沢山慰められました
沢山喜んでくれました
その節は大変お世話なり
有難う御座いました。
そちらの世界も暑いでせうか?